FEレポート(パラレル編 第4回)
LUNA: | こんにちは〜。 |
ユリウス: | ああ、良く来たな。 って、僕達も今着いたところだけど…。 |
LUNA: | ユ、ユリウス様!? と言うことは、今回はイシュタル様も参加していただけるんですね? |
イシュタル: | ええ、久しぶりにティニー達に会いに来たわ。 |
ユリウス: | ところで、僕達は何処へ座ればいいんだ? |
ティニー: | 姉様、ティニーの隣へ…。 |
イシュタル: | ティニー…それ以上言わないでちょうだい。 アーサーも、そんなに睨まなくてもわかってるわよ(溜息) |
アーサー: | (ホッ) |
ユリウス: | ほほぉ、僕のイシュタルにガンを飛ばすとはいい度胸だな。 |
アーサー: | (ギク〜) |
アゼル: | すまないね、ユリウスくん。アーサーの奴、セティくんのことを睨み過ぎてちょっと吊り目がクセになっちゃってるんだ。悪気はないはずだから、許してやってくれないかな? |
アーサー: | (親父、ナイスフォロー♪ って素直に喜んで良いのか?) |
ティニー: | お父様、ナイスフォローです♪ |
ティルテュ: | さすがは、アゼルねvv |
ユリウス: | はぁ…。まぁ、そういうことならここはひとつ叔父上の顔を立てておくとするか。 |
アーサー: | (ホッ) |
ユリウス: | それで、どこへ座れば良いんだって? |
LUNA: | それでは、皆様にちょっとずつ詰めていただいて、レヴィン様とアゼル様の間にスペースを作りましょう。 イシュタル様はティニーちゃんの正面ってことで…。 |
セティ: | ええ、そうしましょう!! それなら良いよね、ティニー? |
ティニー: | はい♪ |
セティ: | そういう訳ですから、母上に倣ってさっさと詰めて下さい、父上。 |
レヴィン: | ……は? |
セティ: | お聞きになられたでしょう? ここに2人分の席を作りますから、早く母上の方へ寄って下さい。 |
レヴィン: | でも、ここは基点なんじゃ…。 |
セティ: | 何か文句でもお有りなんですか? まさか、後ろめたいことがあって母上の間近に行けないなどとは仰いませんよね? |
フュリー: | そうなんですか、レヴィン様?(悲しげな視線〜) |
レヴィン: | そんなことはない!(ガタガタ) |
セティ: | アーサー、フィー! ぼさっと見てないで、2人とも詰めて。 そのままじゃアゼルさん達が詰められないだろ。 |
アーサー: | あ、悪い悪い。って、どうしてお前に命令されにゃならんのじゃ。 |
セティ: | ぐずぐずしてたらティニーが「やっぱり姉様の隣が良いです〜」とか言うかも知れないよ。 |
アーサー: | わ〜っ、それはダメ!! |
LUNA: | そうですよねぇ。セティ様が「もっとティニーちゃんの近くに寄りなさい」って仰ってるのに逆らうんですものね。 |
アーサー: | あ、そうか。そうだよなぁ。 フィー、グズグズすんな。さっさと詰めろよ。 |
フィー: | …えっらそうに(怒) |
アーサー: | いや、その…。フィーさん、もう少し詰めていただけないでしょうか?(汗;) |
ティルテュ: | きゃはは、アーサーったら…(笑) |
アゼル: | ホント、分かりやすい性格してるよね(苦笑) |
LUNA: | さて、と。何とか穏便に全員席に着けたようですね(^^;)q |
ティニー: | それにしても、姉様がお元気になられて良かったです♪ |
セティ: | ええ、本当に…。 でも、目を離しても平気なんですか? |
アーサー: | ??? |
フィー: | ねぇ、お兄ちゃん。わたしには話が見えないんだけど…。 |
レヴィン: | あれ? お前達、知らなかったのか? |
フィー: | そんなこと言われても、わかんないわよ! |
ティルテュ: | イシュタルちゃんは先日双子を出産してから、ずっと寝込んでたのよ。 |
アーサー: | い、いつの間に…。 |
ユリウス: | フフン、羨ましいか? |
アーサー: | いや、別に。 |
ユリウス: | 二人ともイシュタルに良く似て、とっても美人だぞ。 |
レヴィン: | 親莫迦(ぼそっ) |
イシュタル: | ……。 |
アゼル: | イシュタルちゃんに似て美人、ってことは2人とも女の子? |
イシュタル: | (こくん) |
ユリウス: | だから…。 そこのペガサス女! |
フィー: | な、何よ、いきなり指差して…!? |
ユリウス: | 絶対に、息子なんか生むなよ!! |
フィー: | ……はぃ? |
アーサー: | こら、ユリウス。何を他人の家のことに口出してんだ。 うちにどんな子供が生まれようと関係ねぇだろが!! |
ユリウス: | 大有りだ!! 絶対に息子など生むな。 |
アーサー: | お前に指図される筋合いはない!! |
アゼル: | まぁまぁ、2人とも落ち着いて…。 |
フィー: | み、身勝手なこと言わないでよね! 親が子供の性別を選べる訳じゃないんだから…(ふるふる) |
フュリー: | フィーも、少し冷静になりなさい。 |
セティ: | …もしかして、君たちの娘にファラの聖痕があるのかな? |
アーサー: | えっ? |
フィー: | ファラの聖痕? |
ティルテュ: | トードじゃなくて…? |
イシュタル: | 正解よ、セティ。 うちの子は、2人とも聖痕持ちなの。 |
セティ: | やっぱりね。 |
アゼル: | それで、ユリウスくんはアーサーに息子が出来ると嫌なんだね。 |
ティルテュ: | アゼル〜、あたしに解るように説明してよ〜(@@;)? |
アゼル: | はいはい。 それじゃ、まずは事実の確認から…。ヴェルトマー本家は都合によりアーサーが相続しました。 ここまでは解るよね? |
ティルテュ: | うん。 |
アゼル: | ユリウスくんとイシュタルちゃんの娘さんは、ファラフレイムの継承者です。 これも解るね? |
ティルテュ: | …うん。 |
フィー: | あ〜っ、わかったぁ!! うちに男の子が生まれたら、取り巻きの親戚連中はよってたかってうちの息子とその娘さんを結婚させようと謀りかねないってことね。 |
ユリウス: | …謀るに決まってる。 |
ティルテュ: | そっかぁ。 だったら、フリージも似たようなもんだと思うよ。そっちは心配しないの? |
ユリウス: | 幸い、向こうは独身なもので…。 ティニーが遠距離恋愛のままで、未婚の母にでもなるようなら心配しただろうけどね(^_^;) |
ティニー: | ……。 |
アゼル: | でも、養女にとられる恐れはあるんじゃないかな。 |
レヴィン: | そうだなぁ。だが、フリージには強硬派は見当たらなくなっているようだから、多分平気だろう。その娘が築いた土台をアミッド達は上手に活かしているようだぞ。 |
ティルテュ: | ティニーってば頑張ったのね。偉いわよ。 |
ティニー: | いえ、そんな…。わたしは大したことはしていません。 |
セティ: | 謙遜することないよ。 よく頑張ったね、ティニー。(撫で撫で) |
アーサー: | こら〜っ!どさくさに紛れてティニーを抱き寄せて頭を撫でるなぁ!! |
フィー: | いいなぁ、ティニー…。 |
アーサー: | ん?もしかして、お前も撫でて欲しかったのか? |
フィー: | いらないわよ!あんたの場合、撫でる振りして髪の毛グシャグシャにするのがオチだもん。 |
アーサー: | チッ、ばれたか。 |
フィー: | でもさぁ、どうしてイシュタルさん達の子供に生まれながらにしてファラの聖痕が出ちゃう訳? |
アーサー: | んなもん、ユリウスがファラ直系なんだから不思議でもなんでもねぇじゃん。 |
フィー: | だって、お兄ちゃんはセティ直系どころかお父様はフィルセティの使い手だったのに、生まれた時はまだ聖痕が完全には出てなかったって…。 |
アーサー: | そうなのか? |
セティ: | えぇっと…、そうだったらしい。 |
フュリー: | やはり私が聖戦士の血を引いてなかった所為でしょうか、レヴィン様? |
レヴィン: | 個人差だろ。お前が気にすることはない。 |
フュリー: | ですが…。 |
レヴィン: | 大して経たないうちにちゃんと現われたんだ。それで誰かに迷惑を掛けた訳でもないし、何の問題もないだろ。 早合点してショックを受けた奴が居たなら、そいつが悪い。 |
セティ: | ははは…。(笑うしかないような気がする ^^;) |
アーサー: | おい、笑ってる場合か? |
フィー: | トードの方はいいのよ。イシュタルさんが使い手だし、お母様の説だとユリウス皇子が聖戦士の血を引いてるから生まれた時点でくっきりと出たってことで。 でも、ファラに関しては…。 |
アゼル: | もしかして、ユリウスくんって実はファラフレイム使えるとか? |
ユリウス: | さぁ、微妙なところですね。 そいつの話だと、僕には継承権があるらしいけど…。 |
アーサー: | えぇ〜〜〜っ!!?? |
ティルテュ: | まじ〜〜〜っ!!?? |
LUNA: | そ、そんなに驚かなくても…。 |
ティルテュ: | 何だぁ。それじゃ、あのババァがヴェルトマー所縁だったからじゃないのね。 |
ティニー: | 「ババァ」というのは、ちょっと言い過ぎなのでは…。 あれでも一応、イシュタル姉様にとっては実の母親に当たるのですから。 |
セティ: | (「あのババァ」がヒルダのことだと即座に解るティニーにも問題あるような… -_-;) |
イシュタル: | …い、いいのよ、ティニー。叔母様がそう仰るのも仕方の無いことなのだから。 |
ユリウス: | 無理してないか、イシュタル? |
アーサー: | そうだよな。あのババァ、めちゃくちゃ性格歪んでたもんな。 おまけに、本当にヴェルトマーの血筋なのか疑わしかったし…。 |
イシュタル: | うっ、それは…。 |
アゼル: | ダメじゃないか、アーサー。それは言わないお約束。 |
アーサー: | そうなのか? |
アゼル: | そうそう。系譜が怪しかろうが、髪が赤くなかろうが、めちゃくちゃ末端だろうが、一応あれでもうちと無関係じゃなかったんだから。 |
イシュタル: | クスン…(もしかして、叔父様も母上に恨みがあるのかしら?) |
ユリウス: | 叔父上、イシュタルにトドメ刺しましたね。 いくら本当の事だからって、そんなにはっきり言わなくてもいいのに…。 |
イシュタル: | ユリウス様まで〜〜〜(T_T) |
フィー: | あ、イシュタルさんが泣いちゃった。 |
セティ: | どう考えても、トドメ刺したのはユリウス皇子って気が…。 |
ユリウス: | わ〜っ、泣くなイシュタル!! |
イシュタル: | ユリウス様〜。ヒック、ヒック…。 |
ユリウス: | ほら、泣き止め。(抱きっ) |
フィー: | フフッ、こういう時のイシュタルさんて本当に可愛いわよね♪ って、何よ何よ、この光景は…。 |
レヴィン: | だから、そんなに気にすること無いって。お前は悪くないんだから。それどころか、俺なんかには勿体無いくらいの女だぞ。 |
フュリー: | そそそ、そんな…。あの…、ありがとうございます(*''*) |
フィー: | もしかして、お父様ってばあのままずっとお母様の肩抱いて慰めてた訳? |
セティ: | そんな顔しないでおくれ。別に、君が泣かせた訳ではないのだから…(多分)。 |
ティニー: | …はい、セティ様。(すりすり) |
フィー: | お兄ちゃん…。 |
アゼル: | もうっ、いつまで経っても子供みたいなんだから…。(撫で撫で) |
ティルテュ: | だって、うらやましかったんだもん。(すりすり) |
アーサー: | げっ、うちの親もかよ!? |
フィー: | (じ〜〜〜) |
アーサー: | ん? もしかして、お前も抱き寄せて欲しいとか…? |
フィー: | そんなことないわよ!! どうせ、わたしはああいうのが似合うような可愛さは持ち合わせてないもの(フンッ) |
アーサー: | 何を怒ってんだよ。前にも言ったのに聞いてなかったのか? フィーは可愛いってば!! |
フィー: | (赤面) やだ、もうっ、アーサーったら皆の前でそんな大声で言わないでよ。 |
アーサー: | お前がちゃんと聞いてないからだろ。 大体、この状況じゃ他に聞いてる奴なんて居ないよ。 |
LUNA: | (私は聞いてたんだけど…。バレないうちに退散しようっと ^^;)(脱兎) |
-End-