FEレポート(第5回)
LUNA: | さて、本日は彼女持ちの男性軍に集まっていただきました。 |
シャナン: | その割には、アレスとセティが居ないようだが…。 |
LUNA: | ちょっと訳ありで、お2人は個別インタビューにさせていただきました。 |
シャナン: | ああ、そうか。なるほど。 |
デルムッド: | 何が「なるほど」なんですか、シャナン様? |
シャナン: | 我々の世代は、兄妹だらけだからな。 |
レスター: | 特に約2名ほど、妹にべったりな者が居ますからね。 |
アーサー: | どうせ、俺はっ!! |
ファバル: | お前の場合、自覚があるだけマシって思うぜ、俺は。 |
LUNA: | とにかく、それでは恋人の魅力について、シャナン様からお願いします。 |
シャナン: | 私より、アーサー達の方が先だったと思うのだが…まぁいいか。 そうだな、私はただ守られるだけの女性には興味がない。 もちろん、幼い頃はアイラから託された者として庇護の対象だったが、いつの間にかラクチェは私の保護下から出て強くなった。 私の横で剣を振るう姿は、誰よりも光り輝いて見える。 |
スカサハ: | あいつのことそんなに想って下さって…俺、嬉しいです! あんな乱暴者じゃ、絶対嫁き遅れるって思ってたのに…。 |
シャナン: | スカサハ、自分の身がかわいかったらラクチェの悪口は止めておけ。 |
アーサー: | げげっ、シャナン様、マジ怒ってる? |
シャナン: | 違う。 あいつは自分の悪口には地獄耳なんだ。 |
ファバル: | 何だよ。じゃあ、さっきの言葉は偽りか? |
シャナン: | いや、あれは本心だ。 正直なところ、これ程惹かれるとは思わなかったんだがな。 いつまでも子供のままだと思ってたんだが、気がついたら別の意味で目が離せなくて…。この上は、早くもう少し大人っぽくなって欲しいものだ。 |
LUNA: | どうも有り難うございました。 それでは、次はアーサーに聞いてみましょうか。 |
アーサー: | フィーの魅力?可愛いじゃん♪ |
LUNA: | 他には? |
アーサー: | そうだなぁ、簡抜入れず突っ込み入れてくれるタイミングの気持ちよさとか、ギャンギャンわめいた後プ〜っとふくれるとこなんか見てて楽しいな。 |
LUNA: | 何か、誰かが似たようなこと言ってたような…。 |
アーサー: | 何だと〜!? フィーで遊ぶのは俺の特権だぞ!! |
LUNA: | いや、相手はフィーじゃなかったんだけどね。 まぁいいや。それじゃ次は、レスター行ってみようか。 |
レスター: | パティの魅力はやっぱりあの笑顔だな。 それと、どんな時でも元気いっぱい跳ね回るように動いてるところが、こっちまで元気が湧いてくるようで本当に素敵だと思う。 |
ファバル: | 俺に気を使うことないから、正直な気持ちを言っていいぜ。 別にバラしたりしないし。 |
レスター: | えっ、俺、本気だよ。 それに、からかっても泣いたり切り掛かったりしないでコロコロ表情変えながら言い返して来て、それがまた新鮮だったな。 |
LUNA: | はぁ、どうも…。(泣く…ラナか?切り掛かるって言うと、やはりラクチェ?) では、次はスカちゃんよろしく。 |
スカサハ: | だから、その呼び方やめろってば! |
LUNA: | ごめん、ごめん。つい、呼び慣れちゃってて…。 |
スカサハ: | 言い訳になってないよ。 えぇっと、とりあえずその話は置いておいて…ユリアの魅力だよね? |
LUNA: | そうそう。 |
スカサハ: | 可憐だけど、強いとこ。 |
LUNA: | はぁ? |
スカサハ: | 守ってあげなきゃって思わせるし、実際守らせてくれるんだけど、いざとなると強いとこが好きだよ。 やっぱり、ただ守られて泣いてるだけの子じゃ物足りない。一緒に頑張ろうって思わせてくれる何かがなくちゃね。 |
LUNA: | スカちゃん…言う時は言うんだね。 |
スカサハ: | だから、その呼び方やめろよ〜!! |
LUNA: | ほいじゃ、次はいっ…じゃなかったファバル。 |
ファバル: | いま、何か変な呼び方しそうになってただろ。 |
LUNA: | 気のせい、気のせい(^^;) それより神器貧乏の君が金くい虫の彼女を選んだ理由について聞かせてよ。 |
レスター: | 金くい虫…いい得て妙だな。 |
ファバル: | 納得するなっ! だいたい、自分の妹をバカにされて、どうして笑っていられるんだよ!? |
レスター: | 当たってるからな。 それに、お前が怒ってくれるし(^^) |
ファバル: | …ラナは、俺にとっては女神だったんだよ。 俺の場合、些細な傷なんてすぐ治るけど、それを必死になって走って来て回復してくれてさ…。暖かかったなぁ。 |
LUNA: | はぁ、なるほど。 えぇっと、それじゃ次はデルムッドね。 |
デルムッド: | 最初は、アレス様の彼女だとばっかり思ってたんだよなぁ。 |
LUNA: | ま、大抵はそう思うでしょうねぇ。 |
デルムッド: | あのアレス様にポンポンものを言ってるから、凄い子だなって思って見てたんだけど、ふとしたはずみに何だかめちゃくちゃ寂しそうな表情を見せたことがあってさ、それ以来気になっちゃって。 |
LUNA: | ふむふむ、それで? |
デルムド: | アレス様にその気がないって分かって、ちょっとは俺にもチャンスあるのかなって、アタックする機会を窺ってたんだけど、よりにもよって彼女からアレス様を奪ったのがナンナじゃ、もうダメだろうって諦めかけた。 |
LUNA: | でも、諦めなかったんだね? |
デルムッド: | 諦められるくらいなら、アレス様に聞く前に諦めてたよ! |
LUNA: | そりゃそうだわな(^^;) |
シャナン: | ましてや、最後に残った女性は競争率が高いしな。 |
LUNA: | そうそう、ちょっとした気後れが命取り。 |
シャナン: | ストーカーのように付きまとい、僅かな隙も逃さずアタックあるのみ。 |
LUNA: | 押してダメなら更に押せ。 |
シャナン: | 少し引いたらすぐに押せ。 |
LUNA: | さすがはシャナン様。よくわかってらっしゃる♪ |
シャナン: | 子供の頃からの付き合いだからな。 |
アーサー: | この軍の恋愛のコツってそういうものだったのか? |
レスター: | だから、セリス様は振られたのか。 |
ファバル: | 気が多かったからな。 |
スカサハ: | じゃぁ、リーフ様が振られたのは押しが足りなかったからか。 |
ファバル: | アレスが相手じゃ、リーフは押し負けて当然ってことだな。 |
スカサハ: | それじゃ、シャナン様ってあいつより押しが強かったってことか? |
ファバル: | あいつって? |
レスター: | ほら、あいつだよ。 「ラクチェ好きだっ!愛してる〜!!」って叫びまくってた…。 |
スカサハ: | そうそう、ラクチェの為に親兄弟を敵に回した、あの…。 |
アーサー: | ヨハルヴァかぁ。 |
ファバル: | シャナンの奴…済ました顔して、大したもんだな。 |
シャナン: | 聞こえてるぞ、お前達(^^;) |
ファバル: | ヤバい、逃げろ! |
レスター: | あっ、待てよ、ファバル! |
アーサー: | わ〜、俺も〜! |
スカサハ: | あっ、ずるいぞっ! |
シャナン: | よっと♪ スカサハ、お前って本当に逃げ方が下手だな。 |
スカサハ: | わ〜、ごめんなさ〜い!! |
シャナン: | 別に、私は怒ってないぞ。 逃げようとしたから捕まえてみただけだ。 |
LUNA: | や〜い、スカちゃんのドジ〜♪ |
スカサハ: | あ〜、またスカちゃんって言った〜っ!やめろよ〜!! |
LUNA: | え〜、だって、スカちゃんはスカちゃんだも〜ん♪ |
シャナン: | そう呼ばれたくなかったら、それなりの姿勢を保ってみせろ。 |
スカサハ: | ぐぐっ、シャナン様までそういうこと言うんですか〜?(--;) |
シャナン: | ふっ、しっかりしろよ。未来の義兄上殿♪ |
-End-