眠り姫 おまけ
夕食の後、部屋でのキュアンとエスリンの茶飲み話:
「ラケシスは、昼間、ゆっくり眠れたようだね。」
「ええ、夕方までぐっすり寝てたみたいよ。」
「やれやれ、フィンのやつ、素直に喜んでていいのかなぁ?」
「あら、何かまずいの?」
「だって、フィンはラケシスのことが好きなんだろ。」
「ええ、身分を気にして必死に隠してるみたいだけど、かなり好きみたいね。」
「ラケシスはフィンの事をどう思ってるんだろうな?」
「あら、ラケシスもフィンのこと好きなんじゃない?」
「そうかなぁ。」
「ええ。」
「目の前で熟睡するなんて、フィンのやつ、男だと思われてないんじゃないのか?」
「信頼されてるのよ。」
「それならいいんだけどね。」
「今日の一件でも、好感度がアップしたみたいよ。」
「まぁ、私を振ってまで護衛していたのだしね。」
「あら、キュアンたら、やきもち?」
「まさか。」
-End-