FEレポート(特別編 第2回)

LUNA: ええ、本日はあの世もこの世もひっくるめて女性陣の方々にお集りいただきました。
シャナン: 僕も居るんだけど…。
LUNA: あっ、シャナン様。今日は男子禁制ですよ。
シャナン: でも、オイフェも来てるよ。
LUNA: ああっ、ダメじゃないのぉ。勝手に入って来ちゃ!
オイフェ: 私達は皆様の守備範囲外ですから構わないと思いますが…。
LUNA: あれ?ひょっとして、何の為の集まりかバレてる?
オイフェ: はい。ですから、他の方々を私の方でうまく誤魔化しておきました。
私もシャナンも他言しないことを誓約致しますので、心置きなく本音を語っていただいて結構ですよ。
LUNA: あはは…、完全にバレバレなのね(^^;)
では、早速インタビューに入りたいと思います。
えぇっと、結ばれた順に聞いていくとしましょうか。
まずはエーディン様。ミデェールとの仲について…。
エスリン: あら、結ばれた順なら私が一番手よ。
まず、キュアンと初めてあった時はね…(馴れ初めから始まり、延々と話は続く)
オイフェ: …エスリン様、もうそのくらいでお止め下さい。
エスリン: そのくらいって、まださわりしか話してないじゃないの。
オイフェ: どうか、もうお止め下さい。これ以上の惚気話は、他の方々のお時間に響きます。
収穫無しでも回答謝礼は払わなきゃいけないんですよ。
エスリン: …そうね、皆の話も聞きたいからこのくらいにしておきましょうか。
LUNA: さすがは、オイフェ。助かったわ(^^;)
それでは、改めてエーディン様。ミデェールを夫に選んだ理由をどうぞ。
エーディン: そうですわねぇ。私、昔からミデェールのことが好きでしたわ。お互いに「叶わぬ想いなのだろう」って思い込んで相手の前では必死に隠そうとしてましたけれど、やっと想いが通じましたの。
LUNA: そうだったんですか。
シャナン: でも、一時期ジャムカのこと気になってなかった?
LUNA: どうしてシャナン様がそんなことを御存じなんですか?
シャナン: だって、占い屋のおじいさんの声って外まで聞こえるんだもん。
アイラ: 本当か、シャナン!?
シャナン: うん。だから、近くに居ると全部わかっちゃうんだよ。
アイラ: まさかと思うが…私が行った時、近くに居たことがあったか?
シャナン: うん!「ホリンが気になっておるようじゃ」から「結ばれておる」まで全部のパターン聞いたよ♪
でも、占い屋さんに行ったことも内緒にしておきたいみたいだったから誰にも言わなかった。
2人揃って「愛してしまったようじゃ」って言われてるのにすれ違ってた時は言いたくて堪らなかったけど…。
エスリン: お2人の場合、途中で誰かから聞いてしまったらそのまま離れちゃいそうね。言わなくて正解よ、シャナン♪
エーディン: 何だか、話がずれてるみたいですけど…。
そうですわねぇ、ジャムカ王子のことが「気になって」いたのは、本当に気になっていただけだったと思いますわ。恋愛感情とは別物です。
LUNA: はぁ、なるほど。
それでは、次に結ばれたアイラ様。
エスリン: あら、次はディアドラ様でしょ?
あの兄上のどこがお気に召されたのか、是非とも聞いておかなくちゃ!!
ディアドラ: …一目惚れです。最初は抱いてはいけない想いだと忘れようとしたのですけど、ダメでした。何があってもこの方について行こうと思いました。
LUNA: そうだったんですかぁ。
えぇ、それでは今度こそアイラ様。ホリンとの…(喉元に磨き込まれた剣)
アイラ: ひとの夫を呼び捨てにするのはやめてもらおう。
LUNA: …失礼しました。ホリン様を夫に選ばれた理由など、教えていただけたら幸いに存じます。
シャナン: いきなり滅茶苦茶腰が低くなってない?
オイフェ: まぁ、お気持ちは分かりますが…。
アイラ: 選んだ理由なんかないぞ。
選んだのは向こうだろ?私は、求婚されたのを受けただけだ。
そうだな、強いて言うならあいつは私に欠けた部分を補ってくれる。だが、必要以上に庇護しようとはしない。共に戦うにはもってこいの人材だ。
LUNA: ご回答どうもありがとうございました。
それでは、次は…えぇっと、僅差でラケシス様。
ラケシス: フィンの良いところ?いっぱいあるわよ。今さら私が言うこともないと思うけど…。
LUNA: そうですよね♪
器量良しだし、槍の腕前はメッチャ良いし、真面目だし、優しいし…。
ラケシス: ええ、その通りですわ。
だからって狙っても誰にも渡しませんわよ!!
LUNA: とりませんってば(^^;)q
では、次はフュリーさん。
フュリー: あの…私は昔からレヴィン様をお慕いしておりました。
LUNA: 本当に、一途にレヴィン様を想っていらっしゃいましたね。
シャナン: うん。占い屋さんで別の人の名前が出て来たことなんて一度もなかったね。
LUNA: シャナン様…いったい、何人の占い結果をお聞きになられたんですか?
シャナン: 全員だよ♪
だって、ちょうどあの裏手辺りが僕らの練習場所だもの。
エスリン: 「僕ら」ってことは…オイフェ、あなたも全員の情報を掴んでいるのかしら?
オイフェ: はい。
お子さま方の為に、有益でない殿方がストーカー行為を働かぬようきっちりと目を光らせておりました。
エスリン: …まぁ、いいわ。済んだことですもの。
フュリー: 今でも夢のようです。まさか、レヴィン様が私のような者を妻にと望んで下さるなんて。
LUNA: 自分を過小評価し過ぎですよ、フュリーさん。
お似合いだと思いますから自信持って下さい。レヴィン様をしっかり支えてあげて下さいね。
フュリー: はい、ありがとうございます。
LUNA: えぇっと、次は…。
ティルテュ: は〜い、わたしとアゼルだよ!
あのね、アゼルって昔っから頼り無くって放っとけないって感じだったんだけど芯は結構強いとこあってねぇ、シグルド様のところで再会した時そういうところ全然変わってなかったの。それに、優しいところも昔のままだった。悩みを聞いてもらった時思ったの。ああ、わたしって昔っからアゼルのことが大好きだったんだなぁって。
「神父さまのことが好き」なんて言って飛び出して来ちゃったけど、それって多分神父さまへの甘えだったのね。
LUNA: アゼル様もティルテュ様の前だと頼りがいのあるところを見せてくれるし、ティルテュ様も少し大人っぽくなるし…いいですねぇ、互いを高め合うお2人の関係は。
とってもお似合いですよ(^^)
ティルテュ: ありがと♪
LUNA: 次は、シルヴィアさんかな?
シルヴィア: 神父様と結婚した理由?
あの人がわたしを見てくれたからよ。
皆の目には踊子だけど、神父様の目には「シルヴィア」っていう一人の人間として女性として映ってたから。
そりゃ最初は軽く声を掛けて来たレヴィンにその気にさせられて、意地になってフュリーと争ったりしてたけど、どこか空しくなっちゃって。
そんな時に神父様が掛けてくれた言葉が、嬉しかったの。わたしを見てくれる人も居るんだって気付かせてくれたの。
LUNA: 良かったですね。本当に自分を見てくれる人が現われて。
さて、と。最後はブリギッド様ですね。
ブリギッド: 気が合った。それだけだな。
LUNA: 簡潔なお返事をどうもありがとうございました(--;)
LUNA: 他の皆さんがお帰りになったところで、ディアドラ様。
アルヴィス様のことは、どう思っていらっしゃったんでしょうか?
ディアドラ: アルヴィス様のことも、愛していたと思います。
シグルド様のことを思い出したり、実は兄妹だったと知らされた今となっては複雑な思いはありますが、それでも私はあの方も愛しています。
あの方の抱く寂しさを私もよく知っている気がするんです。その寂しさを少しでも埋めて差し上げることが出来たならよろしいのですけど…。
LUNA: ……。
ディアドラ: それでは、私もこれで。
LUNA: あ、はい。ありがとうございました。
-End-

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