FEレポート(第4回)

LUNA: さ〜て、久しぶりにまた真面目にインタビューして回るかな?
フィン: いつ、あなたが真面目にインタビューされたんですか?
LUNA: 言ってくれるじゃないの。
一応、初回はちゃんとインタビューしてたでしょ。
フィン: ああ、あれですか。
私はてっきり、昔、ラケシスのことで私をからかって以来のことかと思ってました。
LUNA: じゃあ、今からでも聞いてあげましょうか?
ラケシス姫の何処が気に入ったのか、じっくりと。
フィン: ええ、構いませんよ。
ただし、あなたがセティ様への愛情を語り尽くせたらね。
LUNA: …そんなこと、語り尽くせるわけないじゃない!!
だって、だって…o(>< )oo( ><)o
フィン: どうやら、私の勝ちのようですね(^^)
リーフ: あれ?どうしたんだフィン、こんなところで。
フィン: いえ、大したことでは…。
この方がまた、インタビューにいらしたので少しお話を。
リーフ: どうかなさいましたか?お顔が赤いようですが…。
LUNA: いえ、何でもないです。
それじゃ、私はこれからアレス様の元へナンナの魅力について聞きにいかなきゃいけないので、失礼します。
フィン: 最後に逆襲しようとしたな。
リーフ: えっ、なんて言ったんだ?ナンナがどうしたとか言ってたけど…。
LUNA: あの〜、アレス様〜、ちょっとお邪魔して宜しいでしょうか〜(恐る恐る)
セティ: おや?どうなさったんですか、そんなにこそこそと。
LUNA: あ、セティ様も御一緒だったんですね。助かった〜(^o^;)
セティ: もしかして、また私の後ろに隠れようと為さってます?
LUNA: いざとなったら、そうさせていただきたいです。
アレス: で、何の用だ?
LUNA: えぇっと、現在、恋人の魅力についてインタビューして回ってまして…。
アレス: ほぉ、それは初耳だな。誰もそんなこと言ってなかったぞ。
LUNA: ここが最初ですから。
アレス: 真っ先に俺のところへ来たのか。セティじゃなくて。
セティ: アーサーが見当たらなかったんですか?ついさっきまで、そこでフィーと喧嘩してましたけど。
アレス: 何でそこであいつの名前が出てくるんだ?
セティ: 50音順かと思って…。
LUNA: いえ、単にそこでフィンとちょっと揉めたんで、売り言葉に買い言葉というか、その…。
アレス: 真っ先に娘の恋人のところへ聞きにいってやるって言った訳か。
LUNA: …そうです。
アレス: ……。
LUNA: うっ、やっぱり怒ってるかぁ。
セティ様〜、後ろ隠れていいですか?
アレス: …くっ…ははは…あはははは…(^o^;)
セティ: どうしたんですか、アレス殿?
アレス: そんなことで、叔父上が動じるはずがないだろ。
何しろ、普段からリーフに当てつけるように目の前で惚気てやってるんだから。
セティ: そんなことしてたんですか?
LUNA: 例えば、どんな風に?
アレス: 例えば、疲れて眠るその顔がとっても愛おしいとか、怒った顔がまた魅力的だとか、普段は俺がマジで口説いてもサラッと躱すくせに耳もとで囁くと大したセリフでなくても真っ赤になって俯くのが可愛いとか…。
LUNA: いったい、何やってんですか?
アレス: 何って、剣の稽古で疲れさせてうたた寝するように仕向けて…。
LUNA: それから?
アレス: 寝てる隙にナンナの髪を数カ所三つ編みして…。
LUNA: ………はぃ?
アレス: 目覚めたナンナに怒られて、元通りに髪をセットし直したところで耳もとに「やっぱりこの方が可愛いな」と囁く、と。
LUNA: はぁ、なるほど。
アレス: 寝顔と怒った顔と照れた顔が見られる上に、本人公認で髪や首筋に触りまくれるというおまけ付きだ。
その上、ナンナが騒ぐと後でリーフが詰め寄ってくるからな。これ幸いと、たっぷり惚気てやってるって訳だ。
セティ: たいした趣味ですね(呆)
LUNA: では、私は他の人のところへ…。
アレス: おい。セティには聞かないのか?
LUNA: ティニーちゃんの魅力についてですか?
わかってるつもりだから、いいです。
アレス: そんなこと言って、本当は愛しいセティの口から他の女に対する惚気話を聞くのが嫌なんじゃないのか?
LUNA: い、愛しいって…それ知ってるのフィンとシャナン様だけのはずじゃ…。
アレス: 何言ってんだ?あの場に居た奴は全員知ってるぞ。
LUNA: と言うことは…。
セティ: 申し訳ありません。あなたのお気持ちは嬉しく思いますが、私にはティニーがおりますので…。
LUNA: いえ、お気になさらないで下さい。
私は、セティ様個人を愛しておりますが、ティニーちゃんと対でのセティ様もまた深く愛しておりますので…。
セティ: そう仰っていただけると、少し気が楽になります。
アレス: 無理してないか?
LUNA: してません。
こういうことには慣れてますから。
アレス: どう慣れてるんだ?
LUNA: キュアン様もエルト様も、登場した時既に妻子持ちでした。
アレス: ああ、なるほど。
LUNA: では、セティ様。ティニーちゃんの魅力についてお伺いします。
セティ: ティニーは本当に可愛いです。私の宝物です。
アレス: それは聞き慣れてるぞ。
セティ: それに、健気で可憐で慎ましくて、触れたら壊れてしまいそうに儚げなのに、芯は強くて…。
アレス: そして怒らせると怖い。
セティ: そうそう…って、何言わせるんですか!?
アレス: 本当の事だろ?
セティ: ティニーを怒らせる方が悪いんです!
LUNA: ま、確かにちょっかい出してHPを減らすから「怒り」で返り撃ちにされるってのはあるけど…。
セティ: とにかく、普段のティニーはとってもお淑やかなんです。
アレス: 普段は、な。
セティ: アレス殿。それ以上言うと、フォルセティの練習相手にしますよ。
アレス: ふん、こいつで防いでやるさ。
セティ: 防御に使っても修理費掛かるって知ってました?
アレス: そうなのか!?
セティ: 嘘です。
アレス: こらっ!
セティ: でも、私のこれは★が100個ついてますから、ミストルティンの魔防をもってしても防ぎきれませんよ。
アレス: だが、攻撃に使えば間違いなく修理費掛かるぞ。
セティ: 大丈夫ですよ。たったの1000Gで済みますから。
アレス: たった…?
セティ: LUNAさんの愛のおかげで、私はお金に苦労したことがないんです(^^)
LUNA: 当然ですわ(*^^*)
アレス: お前…俺にも少しその愛を回す気ないか?
LUNA: ごめんなさい。私、貧乏なアレス様が大好きなの。
セティ: 愛の形は一つじゃないみたいですね。
アレス: だったら俺は、ナンナと叔父上の愛情だけでいい(--;)
こいつの愛なんぞ要らん。
-End-

インデックスへ戻る